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出穂期に向け6月1日から番水 暖冬少雪で水不足対策

2020年04月02日 15:46更新

上越地域の水がめ、妙高市笹ヶ峰ダムの周辺では、暖冬で積雪量が平年の半分となっている。このままでは田んぼの水不足が避けられない状況だ。そのため、夏の出穂期にむけて、上江用水や中江用水などでは、上流と下流に分けて2日ごとに取水する番水が6月1日から行われる。 

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番水は関川水系土地改良区が決定した。改良区によると、笹ヶ峰ダム周辺の積雪量は、4月1日現在、約150㎝で、平年の半分ほど。また、高温が続いたことで雪解けも早く、雪消え予想は4月下旬、平年より1か月以上早くなる見通しだ。これは渇水となった4年前と同様で、雪解け水が平年より早いペースでダムに流れ込んでいる。

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このため、ダムの貯水を1か月前倒しして、1日から始めた。これにより代かきや田植えの水が確保される。関川水系土地改良区の齋藤義信理事長は、出穂期に水を確保するための早めの対応としたうえで「水の確保に最大限の努力をする」と力を込めた。

200402_6月から番水

また、4年前の渇水では、6月1日のダムへの流入量が毎秒5トンを下回り、平年の3分の1だった。このため、関川水系土地改良区は、稲に大切な出穂期にむけて、6月1日から上江用水や中江用水などすべての用水を上流と下流にわけて、2日ごとに取水する番水を行うことを決めた。渇水による番水は4年ぶりとなる。

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番水の対象となる田んぼは、約5,900ヘクタール。改良区では、水不足に備えるとともに、畔塗りの徹底や効率的な代かきなど適切な対応を呼び掛けている。

関川水系土地改良区によると4年前に行われた番水では、その時は農家の危機感もあって結果的に、稲の生育がよく、作況指数は106で「良」、豊作だった。

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