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保阪邸を後世に! 100年前の「白無垢」で撮影会

2020年03月31日 18:06更新

100年前の嫁入りが蘇えりました!

上越市戸野目にある豪農の館、保阪邸に保存されていた明治時代の白無垢を使った撮影会が30日行われた。

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撮影会を企画したのは市民有志でつくる「チーム保阪邸」。屋敷の魅力を市内外に発信しようと集まったメンバーはおよそ10人。着付け担当の美容師やカメラマンもボランティアで参加した。今回撮影された動画や写真はSNSで発信していくことにしている。

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白無垢は現在の12代当主、保阪洋子さんの祖母が明治27年、現在の新発田市から保阪家に嫁入りしたときに使ったもの。着付けを担当した京美容室の関原英里子さんは「現代の白無垢と違って袘(ふき)と呼ばれる袖が短く細い。さらにシルクでできていて軽い。すごい貴重なもの」と話す。

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さらに一緒に保存されていた筥迫(はこせこ)についても「これは現代で言う化粧ポーチで爪楊枝や油とり紙を入れてたお嫁さんの持ち物のひとつ。これも昔のものなので貴重。」と話す。

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今回モデルをつとめたのは当主の保阪洋子さんなど5人。白無垢は洋子さんの祖母のものだけでなく、洋子さんの母が昭和7年に嫁入りした時のものとあわせて2着が使われた。

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撮影の合間に、洋子さんは母屋の御仏壇に向かい先祖に今回の取り組みを報告した。洋子さんは「うちのおばあさんのだから100年以上経っている。これを着れて感無量。保阪邸に保存されているものがこれまでクローズアップされなかったのでメンバーには感謝している。保阪邸がこのままずっと続いてほしいし、将来は上越市の宝になってほしい。」と笑顔を見せていた。

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チーム保阪邸を呼び掛けた斎京貴子さんは「保阪邸は上越市のお宝。市民が残していくべきものなので今回『発信』を企画した。今後は怡願亭や蔵もイベント活用して良いということなので、ただ利用するのではなく、心ある人が人がお金を落としながら寄付や保全に繋げ、残したい人たちの利用の場になれば」と話している。

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