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恐竜絶滅後も生きのびた二枚貝の化石発見

2017年02月28日 10:52更新

上越教育大学の天野和孝副学長らは、北海道にある約6,000万年前の地層から、世界で初めて二枚貝の化石を発見したと27日に発表した。一部の貝は恐竜が絶滅した後も生きのびたことが確認され、環境変化の影響を受けなかったことがわかった。

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(27日 上越教育大学で記者会見)


化石を発見したのは上越教育大学の天野和孝副学長と、金沢大学のロバート・ジェンキンズ助教。場所は北海道浦幌町(うらほろちょう)にある約6,000万年前の地層で、二枚貝の化石11種類が見つかった。地層は水深200mから500mにあったとみられている。

02_中生代の生き残り

(左上:ホッカイドウキララガイ)


このうち「ホッカイドウキララガイ」を含む4種類は、隕石が衝突したことで気温が低下し、恐竜が絶滅したあとの約6,000万年前の地層から世界で初めて見つかった。

4種類の貝は恐竜が生きていた約1億4,500万年前から6,600万年前の時代、中生代白亜紀に生きていたことがすでに確認されており、今回の発見でその後も、環境変化の影響を受けずに生き続けたことがわかった。

04_ウラホロミジンソデガイ

(ウラホロミジンソデガイ)


またミジンソデガイの仲間で、世界で最も古い化石となるウラホロミジンソデガイも発見された。これまで2,800万年以降に生きていたことが確認されていたが、約6,000万年前の地層から初めて見つかったことで、さらに3,200万年以上前から生きていたことが新たにわかった。

金沢大学のロバート・ジェンキンズ助教は、隕石が衝突し、チリが大気を覆って光合成がとまり、食物連鎖が崩壊する中、深海の生物は何を食べていたのか、その解明に向けて研究を続けることにしている。

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※2017年2月28日 ニュースLiNKで放送 初回18:30~

 

 

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