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地域と仕事の未来を語ろうトークセッション

2018年11月14日 17:44更新

人口減少や人手不足に悩む地方を元気にするかもしれない人たち「関係人口」をキーワードにしたトークイベントが、13日上越市の高田世界館で開かれた。

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このイベントは「これからの地域と仕事の未来を語ろう」と題して、上越地域の求人・地域情報誌「adva」が開いた。企画した理由について池田なつき編集長は「人が減って求人しても集まらないという声が増えた。過疎地域が先んじて手を打たないと消えてしまう」と危機感を語る。

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パネラーは4人。そのうち、雑誌「ソトコト」編集長の指出一正さんは、全国各地の地域づくりに関わるなかで「関係人口」という考え方を提唱した。一般的に人口減少の対策としてIターンなどの移住促進があげられるなか、この「関係人口」は、移住しなくても、地域とのかかわりを求める都会の若者を呼び込めばいいというものだ。

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指出さんは「東京生まれで祖父母も東京出身が増えている。そんな人は「お盆」をネットで検索している。お盆を知らないのだ。地元が東京しかない若者は不安で自分のことをふるさと難民と呼んでいる」と「関係人口」が都市部で増えている背景を説明。

その上で、関係人口の増えた例として福井県大野市などをあげ、そこでは都会の若者が地域の熱意ある人たちと巡りあえる場所が出来ていて、具体的な町づくりに共同で取り組んでいるという。指出さんはそうした出会いの場を「関係案内所」と呼び必要不可欠としている。

 さらに指出さんは「住む人と同じくらいその地域を愛する若者が育っている。人口の奪い合いでなく関わる人を増やせばいい」と語った。

181113_地域と仕事の未来トークセッション3

イベントを主催した「adva」の池田編集長は、「いろいろな人が関係人口の考えを持つことが大事。まわりに話してもらうだけでこの地域に変化をもたらすのでは」と話し、関係人口や関係案内所の考え方をさらに地域に浸透させたい考えだ。

このほかのパネラーからは、上越市に移住した若者の集まれるコミュニティが少ないとか、もっと地元の若者に地域づくりに関わって欲しいし、そこに都会の人が入れば気付かなかった地元の魅力を知ることができて良い方向に向かうのではないかといった意見が出ていた。

 

※ご覧の記事の内容は2018年11月14日(水)JCVニュースLiNKで放送(TV111ch) 初回18:30~
※プレミアム会員 見逃し視聴(配信期間14日19:00~20日19:00まで)

 

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