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今泉城跡の大ケヤキ 樹齢は350年以上と判明

2017年11月12日 22:13更新

上越市大和2丁目にある今泉城跡の大ケヤキの樹齢が、350年以上あることが明らかになった。保護活動に取り組む地元の市民団体「上越妙高駅と共に歩む会」では、文化財の指定も視野に入れ、地域の誇りと愛着を感じられるシンボルにする活動をさらに進める。

けやき1

大ケヤキは、およそ650年まえの南北朝時代にあった今泉城の一画、現在の大和神社の境内にある。幹のまわりは6メートル60センチ。高さは27メートルあり、地元では古くから親しまれてきた。しかし国の調査で長い間見逃されてきたため、地元の団体「上越妙高駅と共に歩む会」が申請し、ようやく今年9月になって国のデータベースに登録された。会では、このことを記念して専門家を招いて今後の保護や活用の方法をテーマにした講演会を開いた。

けやき2

講師は、福井県立大学学長で農学博士の進士五十八さん。進士さんは、各地の事例を上げながら歴史あるものを残す大切さを訴え、あらゆる人が大ケヤキの保護や活用にかかわっていくよう促した。

けやき6

また、講演会では、専門家による大ケヤキの調査結果も報告された。木の健康状態をあらわす樹勢診断は、5段階評価で上から2番目にあたる「やや不良」の評価で、日ごろから観察し適切な管理をするようアドバイスがあった。また、考古学で用いられる放射性炭素年代測定で、幹の空洞部分から採取した木の一部が250年前から350年前の可能性が高かったことも報告。調査にあたった専門家は「樹齢350年以上」との見解を示した。

けやき7

上越妙高駅と共に歩む会の石平会長は350年以上前との結果を受け「戦国時代後の 平和な時代に住民が平和を願ってケヤキを植樹したのでは という物語ができる」と展望を語った。

会では、ケヤキの保護活動を続けるとともに市などに働きかけて文化財の登録もめざすことにしている。

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※2017年11月13日  ニュースLiNKで放送  初回18:30~

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