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伝統芸能「剣詩舞」全国大会に出場 上竹美聖さん 山田泰生さん

2024年09月15日 04:00更新

詩吟に合わせて舞う伝統芸能「剣詩舞」の全国大会に、県立高田北城高校2年の上竹美聖さんと、上越市の会社員、山田泰生さんの2人が出場します。2人とも5位以内、初めての入賞を目指して稽古に励んでいます。

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全国大会に出場するのは、上越市の「藤尾流舞踊会」に所属している県立高田北城高校2年の上竹美聖さんと、上越市の会社員、山田泰生さん36歳です。

「剣詩舞」は詩吟の節回しに合わせて、刀や扇を使って舞う伝統芸能です。大会では舞を2分30秒ほど披露し、正確性や表現力などが審査されます。2人はいずれも7月に行われた東北大会で優勝し、全国大会への出場を決めました。

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このうち、上竹さんは扇を使う「詩舞少年の部」に3年連続で出場します。上竹さんを含む12歳から18歳までの10人が競います。

本番では課題曲「佳賓好主」を舞います。春の訪れを喜ぶ歌で、梅の花と月の光を表現しています。動きに抑揚をつけようと、鏡を見ながら何度も練習を繰り返してきました。全国大会では初めての入賞を目指しています。

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上竹美聖さん
「(去年)緊張してしまって自分の踊りをすることが出来なかった。(入賞するには)集中を切らさず100%で踊りきること。(本番では)練習してきたことを全て出し切りたい」

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また、山田さんは剣を使う「剣舞一般一部」に初めて出場します。この部では山田さんを含む35歳から54歳までの16人が競います。

本番の課題曲は「奥羽道中」です。幕末から明治時代にかけて活躍した旧幕府軍の榎本武揚になりきり、新政府軍からの独立を目指す「五稜郭の戦い」などを演じます。山田さんは役づくりのためことし7月、榎本武揚が詩を詠んだ秋田県などを巡り、イメージを膨らませたということです。目指すは入賞です。

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山田泰生さん
「詩にゆかりのある場所に立ち寄ってきた。詩を詠んだ人の気持ちをくみ取れて(気持ちに)余裕が持てた。全国大会では入賞したい」

藤尾流舞踊会の藤尾志寿輝さんは「自分の最大限を出し切ってほしい」と話していました。

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全国大会は9月23日に大阪府で行われます。

なお、東北大会には上竹さんの弟で、上越市立城北中学校1年の威斗さんも「剣舞少年の部」に初めて出場し、優勝しました。しかし、大会の規定で詩舞、剣舞の部から全国に出場するのは1人に限られているため、得点の高い美聖さんが選ばれました。

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