2023年02月15日 12:30更新

上越市富岡の上越ウイングマーケットにある商業施設「パティオ」が、6月下旬に大規模なリニューアルをします。外観や店内の改修をはじめ、パティオの建物周辺を大きく整備する計画で、新しい飲食店などもオープンします。

パティオ リニューアル完成予想図

パティオは1994年にウイングマーケットとともに開業した複合商業施設です。衣料品店や雑貨販売を中心に、飲食店をはじめ、さまざまなジャンルの店舗が入り、若者や家族層が集う商業施設として発展を遂げてきました。開業から30年近くが経ち、今回のリニューアルでは外観や店内のリフォームだけでなく、建物の周り全てを駐車場にして、より店内に入りやすいよう整備します。建物周辺には木々を植えたり、テーブルやベンチなどを置いて、のんびりと休憩できる居心地の良い公園なども設ける予定だということです。

リニューアル目玉は「高倉町珈琲」と「＃ワークマン女子」

6月下旬の大規模リニューアルに合わせて、2つの新しい店がパティオにオープンします。

「高倉町珈琲」外観 完成予想図

現在のパティオの南側にすでに建設が始まっているのが「高倉町珈琲」です。ファミリーレストランのすかいらーくグループの創業者で、ファミリーレストランの生みの親といわれる横川竟さんが、その集大成として創業したカフェが「高倉町珈琲」です。

店は関東郊外を中心に展開していて、県内では新潟笹口店に続いて2店舗目になります。こちらはパティオがフランチャイズ契約をして運営にあたります。

「高倉町珈琲」店内 完成予想図

明るい店内には座り心地のいいソファやテーブルが並び、まるで高級感あふれるホテルラウンジのような雰囲気です。延床面積はおよそ230平方メートルで、席数は86席を予定しています。

特製クリームのリコッタパンケーキ

居心地の良い空間で、こだわりのコーヒーはもちろん、名物のふわふわでボリューム満点のリコッタパンケーキ、さらにパスタ、ライス料理、パン料理など、バラエティー豊かな軽食が楽しめます。

現在建設中の「高倉町珈琲」の様子

店の運営にあたる株式会社パティオの植木昌成社長は「最高のサービスと癒しの空間は、皆さまに必ず喜んでいただけると自負しています」と話しています。

「#ワークマン女子」外観 完成予想図

また、国道18号側の珈琲店の隣には話題の店「#ワークマン女子」がオープンします。

作業服の販売を行ってきた「WORKMAN」が、低価格で機能的、デザイン性にもすぐれたカジュアルなウェアを販売する店「WORKMAN Plus（ワークマンプラス）」に続いて展開する、女性をメインターゲットにしたコンセプトストアです。

外作業やキャンプなどのアウトドアシーンはもちろん、デイリーウエアとして、どんなシーンでも着ることができるアイテムを豊富に用意しています。女性用のアイテムだけでなく、男性用や男女兼用のアイテムも取り扱っているので、ファミリーでのショッピングも楽しめるということです。

春から続々と新しい店がオープン！

また、6月下旬のリニューアルを前に、春から新しい店舗が次々とオープンします。3月2日には2階のダンススタジオがあった場所に「二葉楽器」が移転オープンするほか、春には美や健康をテーマにしたピラティススタジオなどもオープンする予定です。

株式会社パティオ 植木昌成 社長
「インターネットなどのバーチャルの世界に対して、リアルな世界のショッピングセンターに求められていることは、訪れた人が実際に五感で感じられる空間づくりです。できたての料理や飲み物から立ち昇る湯気、香り、味わいをはじめ、スタッフの上質なサービス、緑あふれる空間の居心地の良さなどは、リアルなショッピングセンターでなければ感じることができません。これからリニューアルするパティオは、そういった感覚が楽しめる空間となります。ぜひご期待ください」