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コロナ感染拡大止まらず 年末年始を前に対策は?

2022年12月17日 11:45更新

新型コロナウイルスの感染拡大が止まりません。16日(金)は県内で2974人の感染者が確認され、今月は3000人を超える日も珍しくない状況が続いています。こうした中、小中高生などの子どもやその保護者の年代に一定程度、感染のボリュームがみられます。年末年始をまえに、感染防止対策などはどうしたらよいか、上越地域医療センター病院の古賀院長にお話をうかがいました。
 コロナ感染者-グラフ①2022.12.16

先月25日から今月14日まで、1週間ごとの上越市・妙高市のコロナ感染者数です。いずれも2000人前後の数字となっています。コロナの感染状況は、今年7月下旬からの第7波がヤマを越したあと、11月から、また新たな増加傾向となっています。
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上越地域医療センター病院 古賀昭夫院長
「(今のコロナは)第8波と認識している。当院でも残念ながらクラスターが発生。職員・入院患者にコロナが発生。多い時には十数人の患者が入院していた。様々な職種で濃厚接触者の職員が出ているので人手はきびしい状況」

コロナ感染者-表②

感染者を年代別で見ると、10歳未満と10代での発生が多く、次いでその保護者にあたる30代、40代の感染者も多い状況です。県感染症対策・薬務課によりますと、0歳から10代で感染者が増える傾向にあり、さらに、子どもから、家族に感染するケースが増えているということです。

こうした中、今月9日、JCVとFMの朝番組にリスナーからあるメッセージが届きました。

「きょうは子どもが濃厚接触者になり、お仕事、お休みいただきました。子どもだけで濃厚接触が今回で8回目です。いつも急にお休みをいただき、職場に迷惑かけっぱなしです」

市によりますと、市立保育園では、11月下旬からクラスを閉鎖するケースがみられるようになり、15日には6クラスほどが閉鎖しました。

市教育委員会学校教育課の田邊道行副課長によりますと、小中学校でも先月末から学級閉鎖が増えていて、現在もその状態が続いているということです。学校運営にも影響が出ていて、教員が感染した場合は、教頭や校長が代わって授業にあたっている状況です。

一方、県立高校は県のガイドラインに従い、1クラスあたり2人以上が陽性になった場合、校長と相談の上で学級閉鎖となります。糸魚川市の県立海洋高校では、先月29日から生徒の感染拡大で学級閉鎖がはじまり、教職員も10人が感染、現在は、今月13日から18日まで、学校全体が臨時休校となっています。

子ども世代の感染は上越地域医療センター病院でも影響がありました。

古賀院長
「職員の子どもが感染する状況も毎日のように出ている。医療機関では特例で検査を毎日すれば仕事をしてよいが安全を第一に考え家族にコロナが出たら職員には休んでもらう。今はクラスターはコントロールできている。感染し入院が必要な人が治療中」 

これから年末年始をむかえ、ふるさとへ帰省する人を含め、家族や友人との交流が増えるなか、私たちが注意することは何でしょうか?

古賀院長
「忘新年会を全くしないのもむずかしいと思うので、可能なら大人数ではなく少人数での会合にした方がリスクは低くなる。微熱がある時や喉が痛い・違和感がある場合は会合には参加しないで」

市内の高校では、秋の修学旅行の後、学級閉鎖になったケースも発生しています。

お話をきいた上越地域医療センター病院の古賀昭夫院長自身も第7波で感染し、2週間にわたって仕事を休まれました。

気になる県内の医療機関の病床使用率はおととい14日現在、62.0%となっていて、高齢者施設では集団感染の発生が11月中旬以降増えています。今後、医療がひっ迫状況とならないよう、一人ひとりが感染対策に努める必要があります。

なお、県では、今週12日から、コロナの無料検査場を来年1月10日まで県内の薬局などに開設しています。対象は新型ウイルスの症状がなく、感染に不安を感じている県内在住者。調剤薬局やドラッグストアなどが会場で、上越市などの会場は、県のホームページで確認できます。

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