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上越市「なおえつ海水浴場」で離岸流調査

2022年07月05日 17:47更新

今月16日の海開きを前に水難事故を防ごうと、上越市のなおえつ海水浴場で5日(金)、離岸流の調査が行われました。

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離岸流の調査をしたのは、海上保安庁や水難事故を研究している大学教授など9人です。

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離岸流は海岸に打ち寄せた波が沖に戻ろうとするときに起きる水の流れで、規模が大きいものでは秒速2メートル、幅30メートル、長さは数百メートルにもなります。そのため、巻き込まれた人が沖に流され、慌てて溺れる危険性があります。

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調査では、海岸の2か所から緑色の液体を海に流して上空からドローンで撮影。水の流れや危険な箇所をチェックしました。その結果、風速は2メートル弱ほどで比較的穏やかな状況でしたが、10分ほどで60メートルの長さに緑色が広がったのが分かりました。

長岡技術科学大学 犬飼直之 准教授 
「きょうは波がとても低い状態だったが、(着色剤)海岸に平行で徐々に沖に流れているのが確認できた。1か所では離岸堤の隙間から沖に向かう流れが見られた」

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上越海上保安署によりますと、なおえつ海水浴場では去年8月、離岸流が原因と思われる状況で海水浴客が沖に流される事案が2件起きています。1件は長野県の30代男性、もう1件は東京都の親子で、8歳の女の子と40代男性でした。いずれも命にかかわる事故には至っていません。

専門家は、風の流れにも気を付けて欲しいと話します。

「気付かないうちに沖に流され、足が届かないところまで行くことがある。流れが穏やかでも安全ではないということを覚えておいてほしい」

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海上保安庁では、離岸流に巻き込まれた際には慌てて陸に戻ろうとせず、海岸と平行に泳ぐことで離岸流から脱することが大切と呼びかけています。

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