2022年07月04日 16:26更新

今まで誰も分からなかった上越市 高田城址公園のハスの花の数を明らかにしようと、上越市の市民有志が3日（日）から本格的な調査をはじめました。

調査をはじめたのは市民団体「高田城址公園の蓮の花数を調べる会」です。発起人で元高校の理科教諭 吉越正勝さんは、毎日公園を散歩するなかでハスの花の数を尋ねる人が多いことから、実際に数えてみようと会を立ちあげました。

初めての調査となった3日は6人が参加、公園の堀を10のブロックに分けて南堀、西堀、北堀の順に花を数えていきました。

一般にハスの花は、咲いてから散るまで4日かかるため、調査は1週間に1回のペースで9月4日まで9回行う計画です。それで大体の花の数がつかめると吉越さんは話します。

3日は南堀、北堀、西堀を合わせ4281本の花を確認しました。

参加者
「堀の真ん中の部分が見えづらかった。たぶんもう少し（ハスの花が）多い。数えたことがなかったので、すごく面白かった」 

高田城址公園の蓮の花数を数える会 吉越正勝 代表
「精力的にやっていただいて非常に喜んでいる。堀によって咲き具合が違う。1つの堀でも土の温度で咲き方が違う」

吉越さんは3年前に1人で南堀を調べたことがあり、2万本を確認したということです。

吉越勝正 代表
「（数がわかれば）ポスターの文言も変わる。対外的にも説得力のある言い方ができる。無視されるかもしれないが…たぶんそれはないと思う」

今月16日には観蓮会がはじまります。

現在「高田城址公園の蓮の花数を調べる会」では、一緒にハスの花を数えるボランティアを募集しています。調査は1回1時間ほどで、8月14日をのぞく9月4日まで、毎週日曜日の午前10時に、高田城址公園オーレンプラザに集まります。