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質の高い介護を求める声が後押し 上越保健医療福祉専門学校 生徒募集中

2022年03月10日 15:10更新

介護福祉士を養成する上越市西城町の上越保健医療福祉専門学校は、今年度までの生徒の募集を停止していましたが、来月から学校を再開することになり、現在生徒を募集しています。

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学校ではこれまでの教育内容を見直し、コミュニケーション能力を高める授業や介護ロボットの導入などで「質の高い」介護ができる人材を育てる方針です。

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上越保健医療福祉専門学校は、介護福祉士を養成する上越地域唯一の専門校として、25年前の1997年に開校しました。定員は35人、2年制で、開校当初は定員を満たしていました。これまでにおよそ600人が卒業していて、地元の特別養護老人ホームや障がい者支援施設などに就職しています。

しかし、少しずつ入学者が減り、5年前からは1ケタに落ち込みました。このため、2020年度と2021年度の生徒の募集を停止しました。

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一方で、地元からの質の高い介護を求める声に押され、来月から学校を再開することになりました。

平林明美学校長は「高齢者や障がい者との関わりの中で、“辛いだろうか?”、“どんなふうに暮らしているのか?”、“工夫をしたらもっとうまくいくんじゃないだろうか?”など、介護福祉士の目を持ち、課題を見つけることができる学生の育成を目指します」と話します。

学校では授業の質を高めようと、教育内容を見直しました。特に重視しているのは、介護を必要とする人とのコミュニケーション能力です。人手不足によって、今後、介護の仕事に外国人が増えることを見据え、これまで以上に英語の授業に力を入れます。

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平林明美学校長
「日本は人口減少、でも世界は人口増加。だから、外国人の方と一緒に学校で勉強したり、介護施設の職場で一緒に働いたり、外国人の方が施設の利用者としているかもしれない。言葉や生活文化が違う人とも、英語でコミュニケーションがとれるように力を身につけてほしい」

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さらに、3種類の介護ロボットが導入されました。ロボットは、すでに上越地域でも導入されているということです。

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川室優理事長
「お年寄りがラストステージでもっと力を発揮できるように、その力を引き出して、お年寄りの心を豊かにする。そこまで考えられるのが質の高い介護です。小規模なので学校経営は難しいですが、自分はこんなふうに生きてきて良かったと話せたり、そこに魅力を感じられるのが、これからの介護福祉士の姿だと思います」

生徒の募集は今月15日までです。詳しくは学校のホームページをご覧ください。

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