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関根学園 悲願の初優勝ならず 春季高校野球新潟大会

2021年05月13日 16:27更新

春の北信越高校野球新潟県大会の決勝が13日に悠久山野球場で行われ、上越市の関根学園は柏崎市の新潟産業大附属に接戦の末2対3で敗れ、悲願の初優勝はなりませんでした。

ここまで打線が好調な関根学園は、準決勝と同じオーダーで臨みましたが、産大附属の先発 西村に苦戦しました。

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初回はツーアウトからランナー1、3塁に進め、先制点のチャンスを作りますが、5番大竹はセカンドゴロに打ち取られます。この後も西村の140キロ台の伸びのあるストレートと、緩急をつけた変化球にタイミングが合わず、三振を重ねました。

対する産大附属は2回、コントロールを乱した関根の先発 牧野を攻めます。ランナー2 、3 塁でレフト前へタイムリーヒット。守備がもたつく間に2塁ランナーがホームを踏み2点を先制。続く3回には犠牲フライで1点を加え、ヒット2本で3点を上げました。 

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関根は4回からマウンドを引き継いだ滝澤が、相手打線をヒット1本に抑える好投で、仲間の援護を待ちます。反撃したい関根は、バッターが打席で立つ位置を変えたり、狙い球を絞るなど工夫を凝らしますが、スコアボードには0が続きました。

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関根にチャンスが生まれたのは7回です。先頭の尾身がフォアボール。続く大竹がレフト前に運んでノーアウト1・2塁。続くキャプテン田原が確実に送ってチャンスを広げます。ここでバッターは7番増野。 打ち取られたかに見えた打球は、内野と外野の微妙な所に落ちて、ラッキーな安打となりようやく1点を返します。さらに8番竹ノ内。今度は文句なしのクリーンヒットで2点目。1点差とします。 続くバッターは、途中出場の平井。良い当たりでしたが、ショートが追いつきダブルプレーに倒れます。

あと1点、チャンスは最終回にも訪れます。関根は1アウトの後、相手のエラーで同点のランナーを2塁に進めます。しかし、ここも産大附属の西村が立ちはだかります。続く増野は三振。竹ノ内も内野ゴロに倒れゲームセット。

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関根学園は2対3で涙をのみました。

関根の田原輝也主将は「打撃のチームだがヒット4本で終わった。自分たちの野球ができなかった。悔しい。夏の大会ではどんな相手でも打ち勝つことができるよう、練習はバッティング重視で行きたい」と決意を新たにしていました。

関根の安川巧塁 監督は「7回に得点し『行ける』と思ったが、最後まで押しきれなかったことと、初回に得点できなかったことが反省。北信越大会でもよい経験をして、夏に勝負をかけたい」と話していました。

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関根学園は準優勝でしたが、来月5日からの北信越大会への出場を決めています。

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