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直江津・小木航路 ジェットフォイル「ぎんが」就航

2021年04月29日 13:03更新

直江津・小木航路を結んでいた佐渡汽船の高速カーフェリー「あかね」が売却される方針であることに合わせ、29日、ジェットフォイルの「ぎんが」が就航しました。佐渡汽船ターミナルの直江津港では、地元の小学生が最初の便に合わせ太鼓の演奏で盛り上げました。

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太鼓を演奏したのは地元、古城小学校の2年生から6年生の14人です。午前の便に合わせ、学校に伝わる曲「古城鼓童子」で就航を盛り上げました。また演奏に先立ち、6年生の平田美璃愛さんが、野井正洋船長に花束を渡し、安全な航行を願いました。最初の便には50人ほどが乗り、改札ではボールペンや御船印などの記念品が手渡されました。

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直江津・小木航路では慢性的な赤字が続いていて、佐渡汽船は赤字を圧縮するため高速カーフェリー「あかね」を売却する方針です。このため、直江津・小木航路には、新潟・両津航路で運航していたジェットフォイルぎんがを充てました。

「あかね」と比べ、片道の料金は6680円と2倍近く高くなっています。一方、移動時間は75分と、25分短くなりました。定員は250人とあかねの4割ほどで、現在はコロナ対策のため190人まで減らしています。運航本数は「あかね」と変わらず、午前、午後の1便ずつです。

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佐渡の息子に会いに行くという女性は「移動時間が短縮されてうれしい。でも車が積めないのは不便です」と話していました。また、上越から佐渡に戻る女性は、「あかねと違い揺れなくなるのはいいが、料金が高くなったことは厳しいです」と話していました。

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例年、直江津・小木航路では冬の運休期間を経て3月から運航を再開していますが、ことしは「あかね」を巡る問題で約2か月遅れの再開となりました。

上越市 産業観光交流部の小田基史 部長は「課題もあると思うが、二次交通を含め工夫をどうできるか。佐渡汽船を多くの人に利用してもらえるよう尽くしたい」と話しました。

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また佐渡汽船の吉田朋之 営業主任は「太鼓の演奏があり、いい船出になった。車が積めない、料金が変わったりと、お客様にはご迷惑をおかけしますが、乗って満足してもらえるよう心がけたいです」と話していました。

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直江津港から「ぎんが」に乗る人には記念品が500セット限定で配られていて、なくなり次第、終了することになっています。 

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