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歴史的旧家シンポジウム 上越名家ネットワーク 

2021年04月25日 19:08更新

上越市内の歴史的旧家4邸に関するシンポジウムがきょう、無印良品直江津OpenMUJI で開かれました。

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このシンポジウムは、上越市内にある「白田邸」と「瀧本邸」そして、「林富永邸」と「保坂邸」の、歴史的旧家4邸の保存活動を支援し、地域の活性化を図ることを目的に昨年設立された、「上越名家ネットワーク」が、各邸を紹介展示するイベントで開きました。

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シンポジウムで、上越名家ネットワークの藤井哲郎顧問は、団体が提唱する「上越名家」の定義として、「江戸時代から続く旧家で、その子孫が邸宅を所有しており、通常非公開のもの」であることや、「旧家でも、武家・職人・商家・社寺などではなく、庄屋クラス以上の農の色の濃い家系」であることなどを説明しました。

藤井さんは、「ただ家が、思い出を思い起こさせるのではなく、その思い出を語る直系の子孫がいらっしゃる、というのが、この「上越名家」の素晴らしい魅力。」と話しました。

また、地域の歴史的な建造物を残していくのに必要なこととして、

・次世代へ残そうという「人の意思」と

・高額となる、修繕・維持費を、活用による収益や寄付金・補助金などでカバーし、所有者の負担をできるだけ少なくする「マネー」

そして、

・地域にこだわらず、情報発信や活動に協力してくれる人を集め、各邸のファンを増やしていく「マンパワー」

とし、さらにそれにプラスして、適切な行政の支援が必要と話しました。

藤井さんは、「上越市は他の市町村に比べて各支援が非常に手厚い」として、「ぜひ、成果を出して応えていきたい。」と話しました。

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続いて、県文化振興課の平田美由紀課長が、県の歴史と文化を生かした観光地づくりに関して、県内での取り組み例を紹介しました。

平田課長は、「地域の文化支援を活用したコンテンツは、今後旅行者からのニーズが高まると期待されており、観光にとっての重要な要素になるものと思われる。」と話しました。

また、新型コロナウイルスの影響で、外国人観光客や県外からの観光客の誘客が難しいなか、県内在住者によるツアーの様子をYouTube動画で紹介することで、興味や関心をもってもらい、コロナ終息後に実際に新潟へ来てもらえるよう、発信する取り組みも紹介されました。

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最後に、上越名家ネットワークの会長で、瀧本邸15代当主の瀧本宜弘さんは、「地域を巻き込んで、観光を日本全国

または世界各国へと発信していかなければならない。その基本的なものは「公開」だと思う。実際にその地域の「空気」を感じてもらうために、私たちは一般公開するのが最低条件だと思っている。」と話しました。

上越名家ネットワークでは、来月16日(日)に、4邸の一斉公開を予定しているほか、活動のサポーターも募集しています。

詳しくは、上越名家ネットワークのホームページhttps://joetsu-meika.com/をご覧ください。

 

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