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佐渡の歴史ある人形座で女性座員が奮闘!

2021年03月25日 12:19更新

佐渡市の両津地区野浦にある歴史ある文弥人形座「双葉座」で、女性座員たちが奮闘しています。

文弥人形座「双葉座」は、「佐渡の人形芝居」が国の重要無形民俗文化財に指定された2年後の昭和54年に、両津地区野浦で結成されました。

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地域の8人で結成した人形座は一時、座員の減少が課題になりましたが、歴史ある人形座を継承したいと地域住民に広く呼びかけ、結成42年目の現在は、これまでで一番多い座員数となっています。

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座の活性化に一役かっているのは女性です。現在4人の女性が人形の使い手として稽古に参加しています。

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この日稽古した演目は「ひらかな盛衰記粟津ケ原(せいすいき わづがはら)の合戦 巴奮戦(ともえふんせん)の場」です。

太夫を若手が、主要な人形を女性4人が担当。ベテラン座員が人形のしぐさ ひとつひとつに目を光らせています。

ベテラン座員は、長い年月をかけおよそ20の演目を稽古してきました。一方、女性座員はここ数年で2つほどの演目を稽古しています。

若いころと違い、を覚えるのには時間がかかるため、稽古以外の日常生活の中で工夫をしているといいます。

女性座員
「台所にカセットを置いて(家事をしながら)聞いたりしています」

また、扱う人形は、頭(かしら)にくわえ何重にも着せた着物の重さで、片手で支えるのも一苦労です。そんな中でも女性座員は額に汗しながら懸命に役を演じていました。

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ベテラン座員からの指導に懸命に答える女性座員。厳しい稽古に励む中で座員としての意識も高まっています。

女性座員
「細かい所まで研究心が出てきた」
「伝統を守っている座の一員になれることがうれしい」

野浦双葉座 臼杵春三の座長
「女性が入って座が活性化した。伝統を継承するために座員が増えるのはいい」

地域が守ってきた歴史ある文弥人形座を後世へ継承しようと、地域住民は協力して活動を続けています。

佐渡テレビジョン

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