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ピアノ設置でコンサートも 吉川区の善徳寺 経堂

2020年11月22日 17:41更新

上越市吉川区にある国の登録有形文化財、善徳寺 経堂の補修工事がほぼ終わり、このほど足場が外された。現在、白く塗り直された土蔵など、建物全体を見ることができる。今後はピアノが置かれ、ミニコンサートにも活用される予定だ。

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善徳寺の経堂は119年前の明治34年、お経を収める場所として建てられた。

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建築面積は33㎡、高さ・幅は9mほど。経堂には土蔵があり、これを覆うように木造の柱や屋根が作られている。

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入口には鳳凰や龍などの彫刻があり、文化庁が「精緻で躍動感がある」として5年前、国の登録有形文化財に登録した。

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一方で、中越沖地震の影響で土台がずれ、壁にひびが入るなど、大きな被害を受けた。そのため寺では、7月から補修と耐震補強工事を進めている。全体の工事費用は2,000万円で、このうち約900万円は国と市の補助金を活用している。このほど足場が外され、白く塗り直された土蔵など、経堂全体が見えるようになった。

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経年劣化で折れていた鳳凰の羽も修復

横田力住職は「当時の建築は素晴らしいことに気づかされる。修復された彫刻や、耐震補強されたはりなどに目を向けてほしい」と話す。 

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また経堂は、市民が写真展などを開催する場所として活用している。現在、工事のため活用は一時中断しているが、今後はミニコンサートホールなどに使えるようにするという。横田住職は「経堂にはピアノを置き、春からは催しを再開したい。歴史や誇りを感じてもらいながら、使ってもらえたら」と話している。 工事は年内で終わる予定。寺では随時、見学を受け付けている。また、補修費の募金を呼びかけている。詳しくは善徳寺(TEL.025-548-2810)まで。

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