2020年10月21日 18:07更新

将来やりたい仕事を自覚しようと20日、上越市立直江津東中学校の２年生が立志式に臨んだ。

立志式に臨んだのは2年生173人。直江津東中学校では、毎年2年生が職場体験を終えた後、将来なりたい仕事への志を発表してきた。

今年はコロナ禍で職場体験が中止となり、代わりに生徒は社会にあるさまざまな職業について学んだ。この日は、クラスごとの代表が自分の志を発表した。

生徒の一人は「設計やデザインを考えるのが好き。自分の考えた建物が実際に存在し、役に立ったらうれしい。もっと理系の勉強をがんばりたい」と発表した。

この後、志を立てた証しとして記念のバッジが生徒ひとりひとりに贈られた。

キャリア教育を支援する高橋郁夫さんは「地域で立志式をしようと企画した。（将来）地域で活躍する人も、日本各地で活躍する人も、広く考えれば両方とも地域のために貢献していると考えている」と話した。

他の生徒も「消防士になりたい。テレビで家をなくした人を見た時に思った」、「職業の授業でモノを作る職業に興味を持った。今できることを一所懸命がんばりたい」と将来の夢を語った。

直江津東地区では、小中学校5校の保護者をはじめ、町内会や児童委員などがまとまって、子どもたちのキャリア教育に取組んでいる。